本棚より

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テッドウィリアムス 通算本塁打521本、通算打率.344。通算出塁率.482は歴代最高。1941年には打率.406を記録しメジャーリーグ最後の4割打者と呼ばれ、三冠王にも2回輝いた。 背番号9はレッドソックスの永久欠番!
ウィキペディアより出典

テッドウイリアムスは高い打率もさることながら、野球で唯一野手の守ることができない空間に打球を打つこと=ホームラン を常に理想としてプルヒット(流す打球を打たない)を続けた選手です。
その打撃の王様の彼が引退後に書いた始めてのバッテイングの本が「テッドウィリアムスのバッティングの科学」です。
表紙のストライクゾーンを9分割にした分布図はテッドの生涯通算のコース別の打率を表わしていて、今の日本の野球のTV中継やニュースに欠かすことができないバッティングを語る上での考え方の基本となっています。
この書でテッドがバッティングに関して最も重要なこととして最初に書いていること・・・(さてみなさん何だと思いますか?)
“見たことのない球(球種・球道・角度・スピード・タイミング)は打つな!”です。
バッティングの本なのにバットを振るな!ということを書いているなんて何故?と思われる方が大半だと思います。
テッドはこう言っています、逆に言えば“見たことのある球は必ず打てる”。見たことのない球はヒットにできる確率が低いのです・・・と。

バッティングを学びたい人は勿論。ただ単なるバッテイッグの書に止まらない人間的な豊さを感じたり、学んだり、応用できる哲学的言葉が満載な素晴らしい本です。みなさんも是非読んでみてください。
昨日のNHKの仕事の流儀のイチロー選手のインタビューも面白い考え方・哲学でしたね~みなさんはどう感じられましたか?

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テッドの本にはTWO-TONE HAND シリーズが似合いそうですね(喜

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